マフィンと3匹の猫

よく晴れた空の下、三角の耳が生えた少女は友達とともにピクニックへ出かけました。 友人の1匹である狼は、マフィンをペロリと平らげて森の中を散策したあと、リンゴを齧りながら疲れて寝てしまいました。そばには齧りかけのリンゴが転がっています。少女ともう1匹の友人も、狼の眠気に誘われてすやすやと寝始めました。 そこへ3匹の猫がお腹を空かせてやってきました。 狼の姿を見るなり驚いて、木の後ろに隠れます。 「大きなもふもふの尻尾･･･間違いない、あれは犬だよ！」 長男の猫は考え込むように、顎に手を当てて言いました。じっくりと観察するために、木の後ろから顔を覗かせて、ぐっすりと眠る少女達の方を見つめています。そして、狼の耳がピクリと動くと「ぴゃっ」と言ってすぐに気に隠れ、再び恐る恐る顔を覗かせるのでした。 それを聞いた次男の猫は興奮気味に息を荒げています。 「あれが犬なんだ！なでなでしたら、喜んでくれるかな･･･。」 末っ子の猫も瞳をキラキラさせて「もふもふの尻尾触りたいなあ。」と、ため息混じりに少女らを見つめました。 ーーー 続きは限定袋とじメッセージで読めます！ NFTデビュー記念として、5作品目まで￥2000→1000で販売中(現在4作品目)！