Queen "Tiltania" -女王 "ティルターニア"- #52

女王"ティルターニア”。緑姫”ティルターニャ”が、フェル・ルレーヌの女王となった姿。 負の感情をもった死せる魂を浄化し、花として生まれ変わらせる「緑化」の能力をもつ。 彼女は、王女に即位した際の伝承の儀を受けたことで、歴代の女王の記憶と自身の前世の記憶を知ることになった。 前世のある時。自分は聖乙女と呼ばれるエルフ族だったこと。 いつも傍にいて常に自分を包み込んでくれたけれど，力なき自分を守る為に悲しい結末を選んだ唯一の友のこと。 そんな記憶も中にはあった。 だからこそ気付けた。 即位後、程なくして世間を駆け巡った”漆黒獣アヌカタール現る”という知らせは、自分に向けられたものであることを。 ティルターニアは、剣士ソアナに祝福と自らの緑化の力を彼女に授けてアヌカタール討伐を命じた。 剣士ソアナは、風の魔法使いシルフィーネと共に漆黒獣"アヌカタール”討伐の任務を見事に達成する。 そして今。 「緑化」によって魂を浄化された"アヌ”は、真珠のように淡く輝く星形の花に姿を変え、かつて聖乙女"イルメア”だった者の手に優しく包まれている。