「七福神」布袋尊（ほていそん）

布袋尊（ほていそん）は、仏教の菩薩の一つであると同時に、中国や日本などで信仰されている民間信仰の神様でもあります。 布袋尊は、元々は中国の禅宗の教えである「貧福平等」の考え方に基づいて、貧しい人々を救うために現れた菩薩とされています。また、民間信仰においては、豊かさや商売繁盛、長寿などの神様として崇められています。 布袋尊の姿は、太った体に袋を背負っているという特徴的なもので知られています。袋には宝物や金貨が詰まっているとされており、豊かさや幸運をもたらすと信じられています。また、布袋尊は、強力な魔除けの力を持つとも言われており、家や店の出入り口に置いたり、身に着けたりすることで、邪気や災いから守ってくれるとされています。 布袋尊は、日本でも広く親しまれており、正月には商売繁盛や家内安全を願って、布袋尊の姿をかたどったお守りや飾り物を買ったり、飾ったりする習慣があります。