share
この作品が描いているのは、 「夕日そのもの」ではありません。 夕日が沈んだあとも、水の中に静かに残り続ける“余温”です。 ヴェネツィアの運河に映る光は、強く主張することなく、 オレンジとゴールドの温かみを核にしながら、 ラベンダー、パールブルー、ターコイズといった寒色にやさしく抱かれています。 暖色と寒色は対立せず、境界を溶かし合い、 ひとつの静かな呼吸のように水面に広がっていきます。 主役は街でも、ゴンドラでもありません。 この作品の中心にあるのは、 光を受け止め、記憶し、そっと手放していく「水」です。 逆光のゴンドラは、意図的に影として描かれています。 それは人の存在を示しながらも、物語を語りすぎないため。 通り過ぎる瞬間には気づかれなくても、 ふと振り返ったときに心に残る余韻だけを残すためです。
▲
他のNFTを見る
2,000 円
うち消費税 182円
Xで応援しよう!