share
夜のしじまに包まれた田舎道。電灯もない小道を、ひとり照らしながら歩くのは、ぷにっとしたマグロの握り寿司。手には小さなろうそく。風にゆらめくその灯りは、ほんのわずかな光だけれど、前に進むにはじゅうぶんだった。 道ばたの虫たちの声。遠くに見える山の影。足元に揺れる草の先。マグロは立ち止まり、灯りをかざして小さな世界を見つめる。だれかに会えるわけでもない。それでも、灯りをともし、今日もこの道を歩く。 これは、ちょっぴりさびしがり屋で、ちょっぴり勇気のある寿司の、小さな冒険の一夜。やさしい光が、あなたの心にも届きますように。
▲
他のNFTを見る
1,000 円
うち消費税 91円
Xで応援しよう!